航海日誌



 2018年6月11日(月)  今日の出来事
小学1年生の男の子、1人でお帰り。
両手で、雨でぬれて破けたのか?紙袋を抱えている。

他の1年生も同じように大きな紙袋を持っていたので、学校行事で使ったものを持ち帰るのだろう。

その男の子、現地調査で打ち合わせ中の私に「こんにちは!」と元気な挨拶。
抱えている紙袋が心配だったが、男の子は気にせず帰っていく・・・。

しばらくして、100mほど先で男の子が紙袋の中身を道にばらけさせてしまった。。。
でも落ち込む様子もなく、一生懸命拾っているのだが・・・中身が細々としているようで苦労している。

その場を離れるわけにはいかなかった私、でもこれはマズイと思い男の子のもとへ行きかけたとき、後から来た1年生女の子3人組が「OO君がX△*◇X+・・・」と何やら言って、“楽し気に”男の子のもとへ駆けて行った。

しばらくしてその中の一人の女の子が私のもとに来て「袋はありませんか?」と言ってきた。
こっちは打ち合わせで外回り、ある訳ないのだが・・・奇跡的にスーパーのビニール袋があったのでそれを渡した・・・。
ちょっと小さかったので、道に散乱したものが全てはいるとは思えないが・・・。

またしばらくして、他の2人の女の子が私のもとに・・・。
ビニール袋が足りないか?
そう思っていたのだが・・・予想は外れた!

「袋ありがとうございました!」

わざわざお礼に来てくれたのだ。
なんと純粋、なんと美しい行為だろうか。

私の遅い行動は恥じるべき。
理論的には無謀な子供の行為ではあるが、それを批判するほど大人は美しくはない。。。

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